よくある質問
在宅医療一般について(クリニックによって方針が異なる可能性がありますので、あくまで一般論になります)
訪問診療を受けるにはどうしたらよいですか?
クリニックもしくはお住まい近くの地域包括センターにお問い合わせ下さい。
クリニックによっていくつかの方針はありますが、直接、患者さんやご家族の方と面談し、在宅生活を支援できるかの判断をします。
または、地域包括センターのケアマネージャーの方が面談し、在宅医療が受けられるか、どこのクリニックが良いのか等を支援して頂けます。
どの地域まで来てもらえますか?
原則、クリニックから半径16㎞以内にお住いがある必要があります。
また、緊急対応等を考慮すると、お住いから比較的近いクリニックの方が良い可能性もあります。医師・ケアマネージャーの方と相談の上、決定する必要があります。
どのくらいの頻度でみてもらえるのですか?
初診に伺った際に、患者さんのご様子を見た上で決定されます。1ヶ月に2回以上で患者さんの容態に応じた訪問頻度になります。
スケジュールはどのようになりますか?
原則、定期訪問日に訪問されるケースが多くなります。やむを得ず訪問の日時が変更になることがありますが、その場合は事前に連絡がいくと思います。
診療日は家族がいないと駄目ですか?
駄目ということはありませんが、できたらお願いされるケースは多いと思います。または、委任できる方の同席をお願いされるかと思います。
対象者について
訪問診療の対象者は、重い慢性疾患や重度の障害のためにお一人で安全に通院できない方が対象です。年齢や病名による制限はありません。ご自宅以外にも、高齢者専用住宅やグループホーム等の医師の配置義務がない施設も対象になります。
1.本来は定期的な診療が必要で、外来への受診が困難な方
2.病状のために自宅療養を希望する方
末期癌、難病、重度障害の方、ターミナルの方、自宅での緩和ケアをご希望される方等、ご自宅で療養されるために医療、看護、介護福祉が必要と考えられる方全てが対象になります。
在宅時医学総合管理
疾患や重度の障害のため、お一人で安全に通院できない方を対象に月二回以上計画的にご自宅での診療を行い、必要なときには臨時の往診を行うことで日常の健康管理を医師が行います。
そのために、常に連絡がとれる体制をとっており、症状の変化や不安、疑問に答えてくれます。
また、必要に応じて、緊急往診や緊急訪問看護が出来る体制を24時間とっています。
癌などの特定の疾患の終末期には訪問看護と連携して苦痛なく最後までご自宅で暮らせるように24時間体制で支援しています。
費用はどのくらいですか?
原則、医療保険や介護保険などでご利用になれます。医療保険では、お持ちの保険種別により、費用負担がことなります。また、高額医療費の助成を利用することもできます。
対象 | 負担割合 | 標準負担額 | 負担額上限 |
高齢者 | 1割 | 約7〜8,000円 | 12,000円 |
3割 | 約20,000円 | 44,400円 | |
一般(70歳未満) | 3割 | 約20,000円 | 80,100円+超過1%高額医療費による返還 |
在宅療養支援診療所とは
24時間連絡を受ける体制を整えているクリニックです。お一人でやられているクリニックでも、近隣の診療所や病院と連携することで、患者さんの容態が急変することがあっても24時間365日の対応が可能となります。
サービス提供地域*とは
この地域では、交通費の負担なしにサービスを受けられます。また、この地域外であっても交通費などの実費負担によりサービスが受けられることがあります。